追善供養

@ 追善供養の意味

お釈迦様は 『妙法蓮華経』 の中で
「願わくば この功徳をもって あまねく一切に及ぼし 我らと衆生と 皆 共に仏道を成ぜん」
とお示しになられました。意訳致しますと、

「もしできるのなら、私が行うこの善行を あらゆる人々にも振り分け、私も、すべての人々も皆、平等に成仏できますように」というありがたい、み教えです。

また、日蓮聖人は 『報恩抄』 という著述の中で、

「この功徳 故道善房の聖霊の御身に 集まるべし」

とお示しになりました。意訳致しますと、

「大難四ヶ度、小難数知れずといわれるほどに、私 日蓮が命がけで行ってきた布教というこの善行を、生前、 本当にお世話になった我が師匠 である道善房上人に振り向けます。」

という内容です。師弟愛の美しさを垣間見る思いです。


「 回向」 という言葉があります。
回して向ける、ということなのですが、もう少し深い意味があります。

自分がもっているもの、または、本来自分が受ける取るべきものを他の人へ振り向けるということ。そしてさらに、他の人に振り向けられたものが、その振り向けたという無私の善行により、最終的には自分にもどって来るということです。

善行を自分にではなく、まず、ご先祖様に振り向けることにより、ご先祖様の善行となると同時に、ご自分の善行になるのです。

英語で「やまびこ」のことを「エコー」といいます。ヤッホーととなりの山に向かって声を発すると、その声が反響して自分の所に戻ってくるのです。
仏教の「回向」、英語の「エコー」。なにか深い関係があるのかも知れませんね。

お釈迦様がお勧めになり、日蓮聖人がよく行った「追善供養」を、是非、皆さんも行ってみて下さい。行った方には素晴らしい功徳があります。

A 追善供養の方法

1、年回忌の法要

  

一周忌や三十三回忌などの忌日にあわせて、菩提寺や関係のある御寺院にお願いして、ご先祖様のために、心を込めた読経をしていただきます。
徳を積んだご僧侶による追善供養そして法話などより、参会者一同、敬虔な気持ちになることができます。親戚などをお招きして行うことが多いので、ご先祖様が最もお喜びになるとされております。

2、お仏壇でのご給仕

各家におまつりしてあるお仏壇にご給仕致します。
毎朝、水またはお茶・ご飯をお供えし、読経致します。できれば、夕方にも読経はなさった方がよいでしょう。生きている我々も、孫子にはいつまでも忘れられたくないものです。それはご先祖様も同じです。読経の際には、お釈迦様のお弟子であるという証(あかし)である法号(戒名)を真心をこめて読み上げましょう。

3、お墓参り

実相寺には毎日欠かさずお墓参りに来られる方々がいらっしゃいます。そのようなお宅はやはり家運が安定しているようです。毎日でも毎月でも、また春夏秋冬の年4回でも、是非、お子さんお孫さんを連れて、お参り下さい。たわしで墓石を磨く親たちの姿を見て、子供たちは命の連鎖を感じ取るようです。

4、宗教的な行い

上記の 3つは代表的な追善供養ですが、日蓮上人がご自身の死を賭した布教を、お世話になったお師匠様へ振り向けたことを考えれば、仏教的な行いはすべて追善供養になると考えられます。

例えば、自主的にお寺のお掃除などのお手伝いをすること、また、お寺の行事に参加して盛り立てていくこと、など、お寺に対する善行はすべて追善供養になるのです。

これらの善行を自分の善行としてではなく、今は亡きご先祖様に振り向けます、と念じながら行うのです。皆さん是非、行ってみてください。ご先祖様もお喜びになり、皆さん自身の隆盛にもつながっていくことでしょう。

このような追善供養を行うことによって、我々はどのような功徳をいただくことができるのでしょうか。次をご覧下さい。

 

B 追善供養の功徳

追善供養を行うことで、どのような功徳がいただけるのでしょうか。

1、 仏様・ご先祖様がお喜びになる。

2、 仏様・ご先祖様のご守護がいただける。

3、 仏様とご縁を結び、心を見つめる機会がもてる。

4、 心が安らかに、豊かになる。

5、 親子の絆(きずな)を強めることができる。

6、 親から子へ、子から孫へと信仰が伝わる。

7、 笑い声の絶えない、円満な家庭となる。

8、 長幼の序を体得し、親孝行のこどもとなる。

9、 ご先祖様をしのぶことにより、命のルーツが実感できる。

10、故人を懐かしみ、感謝することができる。

11、久しぶりに親族と会い、旧交を暖めることができる。

12、善行により、自身の運気が隆盛となる。

以上12の功徳がいただけるとされております。

 

追善供養によって、 悩み事を解決できる こともあることをご存知ですか。

例えば、病気がちである、家庭内がいつもゴタゴタしている、離婚の危機、親子関係の危機、家庭内に病人が絶えない、病気がちである、仕事がうまく行かない、人間関係がうまくいかない、うつ症状、など、人それぞれ、様々な悩み事をかかえているものです。そのような悩み事を乗り越えて行くのに、追善供養はとても有効な手段となります。実相寺では、多くの方々が追善供養などによって人生の大きな壁を乗り越え、幸せに暮らせるようになっております。

もしお困りのことがあればご連絡下さい。共に乗り越えて参りたいと思います。