仏教の役割って何?

実相寺の基本的な考え方

仏教の役割って何でしょう?

もちろん、その人その人、1人1人が幸せになることです。

しかし、幸せと言っても1人1人の幸せは異なります。

仏教では、「精神的に豊かになるのが、本当の幸福です。」と説きます。

少し古い話ですが、「だるま女」という素晴らしい実話があります。
明治38年、大阪堀江の遊郭で血の凍るような事件が起こりました。遊郭で逆上した男が、日本刀を振り回し、5人の芸妓を殺害し、1人の両腕を切り落としてしっまたのです。

両腕を失ったその女性は、その後見世物の旅芸人として、身をさらすことになりました。やがて結婚して出産はするのですが離縁となり、子どもを連れて路頭にさまようのです。さらに悪いことに関東大震災に巻き込まれてしまいます。

   「血の海と 涙の川に おぼれつつ
               今日ここまでは たどりきつれど」

とその頃、詠んだ歌に、その凄まじいばかりの心情が現れております。

しかし、その女性も様々な出会いにより、身障者の世話をしながら、尼僧となることをこころざします。

    「たなごころ 合わせむすべも なき身には
                  ただ南無仏と となえのみこそ」

と詠じます。無いものを数えるのではなく、今ある幸せ、仏の救いにすべてを投げ出し 、 幸福をつかんだのです。

つまり、人は現状の捉え方や心の持ち方により、幸せにもなれば、不幸にもなるのです。私も最終的には、本当の意味での救いとは精神的な意味での豊かさであろうと思います。

しかし、本当に精神的な豊かさだけで人は幸福になれるのでしょうか?

例えば、肉体的な不幸(病気など)をお持ちの方、人間関係(家族・夫婦・嫁姑・会社・団体など)でのいきづまりを感じている方、経済的な不幸(会社の運営・借金など)をかこっている方などに、精神的な豊かさを説くだけで、その方は当に幸せになれるのでしょうか。

目の前の不如意に眼をつぶり、正面から対処せずに心の持ち方だけで幸せになると言うのは、現実からの逃避であり、真の解決、真の幸福ではないと思います。

実相寺では、お1人お1人に個別にお時間を取り、ご相談を受け、その方がお持ちの問題点(何が不幸の本なのか)を整理し、必要な対処方法をお伝えしております。

感謝の声の欄をご覧下さい。うまくいかなかった人生を、好転させた方々のお話しがたくさん出ております。 今度はあなたが幸せをつかむ番です。